名将クロップ、手のひら返しで“大型補強派”に転身 「考えが変えたかって? イエス」
1年間で約365億円を投資する大盤振る舞い
リバプールは今夏に大型補強を敢行し、移籍市場の主役に躍り出ている。巨額投資に否定的な意見を示してきたユルゲン・クロップ監督だが、「世界が我々に対して何を思おうが、気にすることはない」と手のひら返しを見せた。英公共放送「BBC」が伝えている。
リバプールは19日、GK歴代最高額となる移籍金6700万ポンド(約98億円)でASローマからブラジル代表GKアリソンを獲得。さらに、加入が内定していたRBライプツィヒのギニア代表MFナビ・ケイタを5000万ポンド(約73億円)、ASモナコのブラジル代表MFファビーニョを4000万ポンド(約58億円)、ストーク・シティのスイス代表MFジェルダン・シャキリを1300万ポンド(約19億円)で加えた。
今年1月にはサウサンプトンからオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクをDF史上最高額の7500万ポンド(約110億円)で獲得しており、エジプト代表FWモハメド・サラー(←ASローマ)やイングランド代表MFアレックス・オクスレイド=チェンバレン(←アーセナル)らを合わせると、1年間で2億5000万ポンド(約365億円)を注ぎ込んだことになる。
クロップ監督は2016年にマンチェスター・ユナイテッドがユベントスからフランス代表MFポール・ポグバを8900万ポンド(約130億円)で獲得した際、「たとえ自分が巨額投資を行える立場になっても、別の方法でチームを強化したい」と、批判的な見解を示していた。
page1 page2