イニエスタの芸術プレーを生む“身のこなし” 専門家も感嘆する「体の使い方」とは?

股関節の自由度こそが、イニエスタのテクニックを生み出している要因の一つではないかと樋口氏は考えている【写真:Getty Images】
股関節の自由度こそが、イニエスタのテクニックを生み出している要因の一つではないかと樋口氏は考えている【写真:Getty Images】

ダブルタッチや深いアウトサイドターンを可能にする「股関節の自由度」

「イニエスタは手を大きく広げ、一見バタバタしているように見えますが、腕を後方に引くことで骨盤を上下に動かし、股関節の自由度を保ちながらプレーしているんです。

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 背筋がピンと張り、骨盤が立つことによって股関節のはまりが良くなり、動きの自由度が解放されるんです。そうすると、あらゆる方向に動きやすくなる。この股関節の自由度こそがイニエスタのダブルタッチや、滑らかなアウトサイドでの深いターンを生み出している要因の一つではないかと考えています」

 2010年W杯チャンピオンがJリーグにやってくる――。そのテクニックだけでなく、お手本のような身のこなしにも注目して見てほしい。

<Profile>
樋口敦(ひぐち・あつし)
理学療法士、元ファジアーノ岡山トレーナー。現在は独立し、サッカー選手のトレーナーや「全てのビジネスマンをアスリート化する」をコンセプトにボディメイクやコンディショニングにも従事。SNSを通じて多くの高校生年代から指導依頼も受けている。
ブログ:https://note.mu/sixpackproject ツイッターアカウント:@1983physio

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)



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