ムバッペの人柄についても言及したデシャン監督「知的で、よく話を聞く人物だ」

　ロシア・ワールドカップ（W杯）でヤングプレイヤー賞を受賞した19歳の神童・フランス代表FWキリアン・ムバッペ（パリ・サンジェルマン）は、今大会のパフォーマンスが評価され、世界中から大きな注目を集めている。フランス代表の指揮官であるディディエ・デシャン監督は、かつてフランス代表で共闘したFWダビド・トレゼゲやFWティエリ・アンリらの名前を挙げて、ムバッペとほぼ同年齢時と比較。ムバッペのほうが「すでに出来上がっている」と絶賛した。

　母国をW杯制覇に導いたデシャン監督は、選手としても1998年フランス大会で優勝トロフィーを掲げており、監督・選手の両方でW杯を制して史上三人目の偉業を成し遂げた。2000年の欧州選手権（EURO）でも優勝を経験している同国のレジェンドだが、今回のロシアW杯で4ゴールを決め、20年ぶりの偉業に貢献したムバッペに最大級の賛辞を送っている。

　フランス紙「Le Parisien」のインタビューに応じたデシャン監督は、「彼は知的で、よく話を聞く人物だ」とムバッペの人柄を称えつつ、「彼が試合で自分の力の5％程度しか表現できない時、私は彼に良くないことを伝えるためにいる。彼はそれに耳を傾けて、修正するんだ」と対応力の高さを指摘した。