日本代表DF遠藤航、浦和からシント=トロイデン移籍で基本合意「様々な思いの中で決断」
ベルギー1部に参戦 関根、冨安とチームメイトに
浦和レッズは、日本代表DF遠藤航がベルギー1部リーグのシント=トロイデンへの移籍で基本合意したことを発表した。
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遠藤はロシア・ワールドカップ(W杯)メンバーの23人に選出されたものの、大会中の出場機会はなかった。かねてから海外移籍の願望を隠してはいなかったが、W杯を終えたタイミングでの欧州行きが決まった。
クラブを通じて遠藤は「ベルギー1部のシントトロイデンVVに移籍することに決めました。ファン・サポーターのみなさんには突然の報告になってしまい申し訳ありません。個人的にさまざまな思いがある中で決断させていただきました」(原文ママ、以下同)とコメントし、シーズン中の移籍になったことに対して心苦しい思いを明かした。
遠藤は湘南ベルマーレの下部組織からトップ昇格し、2016年のリオデジャネイロ五輪の年に浦和へ移籍した。五輪には主将として出場し、浦和では3バックの中央を主戦場にプレー。同年のルヴァン杯決勝では、PK戦の最後のキッカーとしてシュートを成功させてクラブにタイトルを引き寄せた。昨季にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が契約解除となり、堀孝史監督にスイッチしてからは4バックの右サイドバックをメインに務め、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の優勝にも貢献していた。
遠藤は浦和でのプレーについて「浦和レッズには2年半お世話になり4人の監督のもと、多くの選手と共にプレーし、成長させていただきました。みなさんとは悔しい思いも多くしましたが、このチームでルヴァン杯、ACL優勝を経験し、浦和レッズに関わるすべてのみなさまと喜びを分かち合えたあの歓喜の瞬間は忘れません」と、タイトル獲得の瞬間について言及した。
浦和は22日にリーグ第17節セレッソ大阪戦を敵地で戦う。遠藤は「次のアウェイでのセレッソ大阪戦が最後の試合となりますが、勝ってベルギーに行けるように頑張りますので、熱い声援をお願いいたします」と、ラストゲームになる試合での勝利を誓った。
シント=トロイデンには、昨年のU-20W杯で日本代表として戦ったDF冨安健洋や、浦和で共闘したMF関根貴大も所属している。日本人トリオを結成する遠藤は、ベルギーで欧州のキャリアをスタートさせ、2022年カタールW杯出場を目指していく。
(FOOTBALL ZONE編集部)