移籍金74億円は昨季プレミア得点王超え エバートンがブラジル人FW獲得を画策
新監督の古巣ワトフォードの21歳リチャーリソン獲得を狙う、市場価格は1年で約5倍
マルコ・シウバ新監督を迎えたエバートンが昨年に続いて今夏も大型補強に乗り出すようだ。指揮官の古巣ワトフォードから21歳のブラジル人FWリチャーリソン獲得に動いていると英公共放送局「BBC」などが一斉に報じた。移籍金は5000万ポンド(約74億円)に上るという。
リチャーリソンは昨夏にブラジルのフルミネンセから1150万ポンド(約17億円)でワトフォードに加入。1年目はプレミアリーグ12試合で5得点と高い決定力を披露した。シウバ監督はその才能に惚れ込んでいるようで、リチャーリソンの引き抜きを画策しているようだ。U-20ワールドカップ出場経験もあるウインガーは1年で市場価値を約5倍まで引き上げようとしている。
エバートンは昨夏にもイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードに3000万ポンド(約44億円)、アイスランド代表MFギルフィ・シグルズソンにはクラブ史上最高額の4500万ポンド(約67億円)を投じる大型補強を敢行。報道通りであれば、リチャーリソンの獲得でクラブレコードを更新することになる。
5000万ポンド(約74億円)と言えば、2011年1月にチェルシーが全盛期だったFWフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)をリバプールから獲得した際の金額と同等だ。
また、昨夏にリバプールがクラブ史上最高額を投じて獲得し、プレミアリーグ得点王に輝いたエジプト代表FWモハメド・サラーの移籍金3700万ポンド(約55億円)も上回る。リチャーリソンの評価もさることながら、プレミアリーグにおける選手の移籍金もまだまだうなぎのぼりに上昇している。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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