名門ミランが強化体制一新と伊紙報道 クラブOBの元鹿島レオナルド氏入閣で逆襲へ
ミラン強化責任者としてレオナルド氏の就任が濃厚、新体制でクラブ再建を図ることに
スポーツ仲裁裁判所(CAS)からの逆転判決でUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場する権利を勝ち取ったイタリアの名門ACミランが、強化体制を一新する可能性が浮上している。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じた。
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ミランは昨季に中国資本の下で2億ユーロ(約260億円)級の補強に打って出るも6位に終わり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を出場権は得られず。ELの出場権こそ手にし、ファイナンシャル・フェアプレー制度(FFP)違反でそれも一度ははく奪されていたが、CASに上訴したミランは現地時間20日の判決で出場権を取り戻していた。
一方で、クラブの経営体制は変化の渦中にある。中国人実業家のリー・ヨンホン氏は、米国ファンド「エリオット・マネジメント」への返済が間に合わず、ミランは現在エリオットの支配下にある。エリオット側はミランの経営に乗り出す構えを見せているため、実質的なオーナー交代となった。
ミランは現地時間21日に取締役会が実施され、そこで新会長など体制が決まるとされている。そのなかで、強化責任者のマルコ・ファッソーネ氏がそのポストを追われ、後任にはクラブOBで鹿島アントラーズでもプレーしたことで知られる元ブラジル代表レオナルド氏が就くと見られている。
レオナルド氏はフランスの強豪パリ・サンジェルマンでも強化責任者を務めた経験を持ち、当然ながら“ミラン愛”も持ち合わせる。新たな体制で逆襲に出ようとしている名門は、レオナルド氏の下でクラブ再建を図ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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