日本代表の監督人事に注目　森保氏の就任が有力も、海外メディアはベンゲル就任の可能性に言及

　日本代表はロシア・ワールドカップ（W杯）で、2大会ぶりのベスト16入りを果たしたが、ベルギーに2-3と逆転負けを喫し史上初の8強進出はならなかった。すでに西野朗監督の退任が決定しており、後任人事に注目が集まるなか、海外メディアはアーセン・ベンゲル氏と日本代表のタッグをプッシュしている。

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　日本国内の報道では、東京五輪に向けて強化を進めるU-21日本代表の森保一監督がA代表を兼任する形が有力視されているが、英メディアではかつて名古屋グランパスを率いた経験を持ち、昨季までアーセナルを指揮したベンゲル前監督の招聘の可能性を指摘している。

　衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、「アーセン・ベンゲルとサムライブルーは完璧なマッチを見せる」と見出しを打って特集を組み、日本の新たな指揮官として推薦している。

「ベンゲルは名古屋でも18カ月で成功をもたらした。本人はトップレベルでなくても欧州クラブでの指揮を模索している段階にあるが、もし異なるチャレンジに魅力を感じた場合、日本にとってはパーフェクトな展開だろう。彼はこの国でとても尊敬され、評判が良く、好感を持たれている存在。時間も忍耐もサポートも惜しみなく施すことになるはずだ」

　バヒド・ハリルホジッチ前監督は今年4月、“コミュニケーション不足”を理由に電撃解任されたが、日本を熟知する一方で多くの日本人から信頼されるベンゲル氏は、完璧な人選であることを強調。また、ベンゲル氏にとっても興味をそそるビジネスになることも指摘した。