W杯メンバー落選が「ザネを強くする」 名将ペップ、愛弟子のさらなる飛躍に期待

グアルディオラ監督(左)はW杯で落選したザネ(右)の飛躍に期待している【写真:Getty Images】
グアルディオラ監督(左)はW杯で落選したザネ(右)の飛躍に期待している【写真:Getty Images】

マンCで昨季躍動もドイツ代表メンバーからまさかの落選

ペップ・サッカー”の申し子が、悔しさを力に変え新たなシーズンに挑む。

 マンチェスター・シティのドイツ代表MFレロイ・ザネは、昨季のリーグ戦32試合10得点15アシストを記録したが、ロシア・ワールドカップ(W杯)のメンバーには選ばれなかった。母国が史上初の1次リーグ敗退という衝撃に見舞われるなかで、ドイツ国民は“ザネ待望論”を叫んだ。

 しかし、この経験が選手をより強くするという。英紙「デイリー・メール」によれば、シティでザネの才能を引き出したジョゼップ・グアルディオラ監督は「もう過去のこと」だと話し、22歳の若武者にエールを送っている。

 シャルケで実績を積み、2016年にシティへと移籍したザネ。プレミアリーグ2年目の昨季はペップの下でレギュラーに定着し、PFA年間最優秀若手選手賞を受賞した。

 当然、ロシアW杯での活躍も期待されていたが、ヨアヒム・レーブ監督は「ギリギリの選出だった」としたうえでザネを選ばず、レバークーゼンのFWユリアン・ブラントをメンバーに加えた。そして迎えた本大会、ドイツはメキシコと韓国に敗れるなど、史上初めて1次リーグで敗退するという屈辱にまみれた。攻撃が手詰まりとなったなか、ファンはザネ不在を嘆く結果となった。

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