ユベントスに“C・ロナウド効果” 年間チケット完売で39億円、“7番”ユニフォーム販売数は50万超
獲得に巨額投資もすでに回収? 前年比で約30%増収と伊メディア報道
イタリア王者ユベントスに加入したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、早くもクラブに大きな効果をもたらしている。ユベントスは新シーズンのシーズンチケットがすでに完売したと発表し、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は収益も増加していると報じた。
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ユベントスは昨季までセリエAを7連覇という前人未到の記録を達成しているが、今オフにはロナウドを獲得した。移籍金1億ユーロ(約131億円)に加え、手取り年俸3000万ユーロ(約39億円)という大きな投資を行ったが、そのリターンは早くも表れているという。
すでに背番号「7」の新ユニフォームが、発売から24時間で52万枚を記録して移籍金の約半分を回収していると英紙「ガーディアン」に報じられたのに加えて、本拠地アリアンツ・スタジアムの2万9300席を販売したシーズンチケットがすでに完売。これだけでも手取り年俸と同じ3000万ユーロの収入があり、前年比では30%の増収になっているという。
本拠地の収容能力は4万1000席であるため、ホームゲームの全試合において約70%の座席がすでに埋まっていることになった。ロナウド効果であることは明白で、開幕後は残り1万2000席を求めたチケット争奪戦が海外から観戦に訪れるサッカーファンも含めて繰り広げられることになりそうだ。
33歳のロナウドに対する投資額としては高すぎると見る向きもあった獲得劇だったが、金銭面ではすでにその効果が抜群であることが明らかとなっている。あとは1995-96シーズン以来の欧州制覇に向けて、ロナウドがピッチ上でどれだけの効果を見せられるかが焦点になっていきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)