守備の要ヴァランが太鼓判「彼の才能は恐ろしいほどだよ」

　ロシア・ワールドカップ（W杯）優勝を果たしたフランス代表メンバーが、今大会で計4得点を挙げて最優秀若手に輝いた神童FWキリアン・ムバッペ（パリ・サンジェルマン／PSG）を賛美した。

　ムバッペが生まれたのは、前回フランスがW杯優勝を果たした1998年とあって、その巡り合わせは大いに注目された。自慢のスピードを武器にカウンターを先導し、全7試合に出場して4ゴール。初のW杯で強烈なインパクトを残したが、チームメイトたちも19歳のアタッカーが秘める無限の可能性に脱帽しているようだ。

　今大会、CBとして全試合フル出場を果たしたDFラファエル・ヴァラン（レアル・マドリード）はフランス紙「レキップ」の取材に次のように答えた。

「もし彼がバロンドールを受賞できなかったら、おかしいと彼に言う…彼に叫ぶさ。キリアンは僕が若かった時よりも早く才能を開花させた。彼のインテリジェンス、成熟ぶりには本当に驚かされた。彼の才能は恐ろしいほどだよ。これまでもこの世のものとは思えない才能を何度か見たことがあるが、たぶん若い宇宙人に出会ったのはこれが初めてだ。全てが速い。プレマッチで戦術について僕が話すと、まだ話し終わらないのに彼は理解して、それを吸収しているんだ」