マンU名将モウリーニョ、受難続きのチーム状況に嘆き節 「最悪と言わざるを得ない」
主力の多くがW杯出場で合流が遅れ、サンチェスは大会開催地のアメリカに入国できず
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、現在戦っているプレシーズンの状況について「最悪と言わざるを得ない」とコメントした。英紙「インディペンデント」などが報じている。
ユナイテッドはフランス代表MFポール・ポグバなど、主力の多くが15日まで開催されていたロシア・ワールドカップ(W杯)で上位に残ってプレーしていたため、チーム合流が遅れる見込みになっている。
さらに、ユナイテッドは現地時間20日からアメリカで開催されるインターナショナル・チャンピオンズカップに参加予定だが、チリ代表FWアレクシス・サンチェスはスペインの裁判所から脱税問題で16カ月の執行猶予処分を受けていることから、ビザの問題でアメリカへの入国許可が下りていない。
こうした状況にモウリーニョ監督は不満を露わにしている。
「プレシーズンは最悪だと言わざるを得ない。唯一のポジティブな要素は、若手にチャンスがあること。それだけだ。私はとても心配しているし、心配しなくてはいけない。なにしろ、多くの選手がともに練習する期間を持たずにプレミアの開幕を迎える。もし、アレクシスが15日間や20日間にわたって我々と離れていることになれば、それも最悪だ。アメリカ国家によるビザの選定を尊重するが、遅れてでも参加できることを望むよ。彼とともに仕事をするのは、あまりにも重要だからだ」
ユナイテッドはアメリカでレアル・マドリードなどと対戦し、8月10日にはプレミアリーグの開幕戦で日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターと対戦する。残り3週間ほどしかないプレシーズンで受難の状況にある“スペシャル・ワン”は、新シーズンまでにどれだけチーム作りを進めることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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