浦和のW杯戦士二人が躍動 遠藤&槙野のヘディング弾3発で最下位・名古屋を一蹴
遠藤が今季公式戦初ゴールを含む2得点、槙野もヘディング弾で1ゴールを記録
浦和レッズのW杯戦士が苦しい試合に勝利をもたらした。18日に再開したJ1リーグ戦で、浦和はホームに名古屋グランパスを迎え撃った。流れのなかで決定力を欠くなか、セットプレーで日本代表DF遠藤航が2点、同DF槙野智章が1点を決め、3-1で白星を手にした。
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中断期間のキャンプで4バックに着手した浦和だったが、リーグ再開初戦は従来の3バックに戻した。ボール保持をしようとする名古屋に対し、待ち受けた守備でスタートする浦和の構図で進んだ。
浦和は2シャドーの一角に起用されたMFマルティノスが何度もシュートを放つ場面を作ったが、いずれも名古屋GKランゲラックの守備範囲に飛んだ。スコアレスで迎えた前半40分、左コーナーキックを得るとMF柏木陽介が中央に正確なボールを供給。走り込んだ遠藤がドンピシャのヘディングを決めて先制した。遠藤は、これが今季の公式戦初ゴールになった。
しかし、名古屋も前半アディショナルタイム、浦和の中盤にできたスペースへFWガブリエル・シャビエルがスルスルとドリブルで侵入するとそのままミドルシュート。ボールは浦和DFマウリシオに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。浦和は前半のラストプレーでリードを手放し、1-1でハーフタイムを迎えた。
後半もボール保持は名古屋、ゴール前のチャンスは浦和という試合が続いたが、ホームチームは決定力を欠いた。嫌な雰囲気が流れ始めた同25分、柏木の左CKにファーサイドで合わせたのは槙野。上手くマークを外して回り込んだ勢いをつけたヘディングは、逆サイドのゴールネットに突き刺さった。
さらに同33分、三度の左CKで柏木のキックに遠藤がニアサイドに走り込んでヘディングで流し込み、この日2点目。セットプレーからロシアW杯を戦ったDF二人が3点を奪った浦和が、リーグ再開初戦を3-1の勝利で飾った。
(FOOTBALL ZONE編集部)