韓国メディアがW杯総括…ライバル日本を称賛 「洗練された組織」「スタイルを確立」
自国代表には厳しい視線 「闘魂だけを強調する慢性的な韓国サッカー」
ロシア・ワールドカップ(W杯)は、フランスの20年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。アジア勢では日本が唯一の16強進出を果たした一方、韓国、オーストラリア、イラン、サウジアラビアの4カ国はいずれもグループリーグ敗退。そんななか韓国の公共放送局「KBS」は母国チームを「未完の闘魂」と評しつつ、日本について「不利な条件の中でも成果を成し遂げた」と称賛している。
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韓国はグループリーグ初戦スウェーデン戦で0-1と敗れ、続くメキシコ戦も1-2と連敗して自力での決勝トーナメント進出の可能性が消滅。そうして迎えた前回大会王者のドイツ戦では、0-0で迎えた後半アディショナルタイムに2ゴールを奪い、2-0と大金星を手にするもグループ3位で敗退が決まった。
「韓国チームは16強進出こそ逃したが、世界最強のドイツを相手に2-0という見事な勝利を収めた」と一定の評価を与えつつ、「ワールドカップ1年前に監督が代わり、しっかりとした準備もなく、選手たちの闘魂だけを強調する慢性的な韓国サッカー」と問題点を指摘している。
ブラジルW杯後にドイツ人のウリ・シュティーリケ監督を招聘した韓国だが、ロシアW杯予選で苦戦が続き、17年6月に大韓サッカー協会と指揮官の合意の下で契約解除。韓国人のシン・テヨン監督が後任として指揮を執ったが、「短期間で成果に執着し、闘魂だけを強調するサッカーをするしかなかった」と総括している。
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