セリエA昇格パルマに降格危機 2選手に八百長疑惑が浮上、勝ち点剥奪処分の可能性も
昇格の懸かった昨季最終戦前に相手選手にメールで便宜を図るように要求
元日本代表MF中田英寿氏も所属した古豪パルマは、新シーズンからのセリエA復帰を果たしたばかりだが、八百長容疑で開幕前にセリエBへ逆戻りする可能性が高まっている。衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。
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スキャンダルの発端は、パルマFWエマヌエレ・カライオとFWファビオ・セラボロが今年5月18日のリーグ最終節スペツィア戦前に相手選手に送ったメールだった。
セリエA昇格を懸けた一戦で、スペツィアのDFフィリッポ・デ・コルとDFアルベルト・マージに対して、手心を加えるように要請していたという。試合は前半11分にセラボロが先制点を決めていた。
イタリアサッカー連盟(FIGC)側の検事は、カライオに4年間の資格停止という厳罰を求めていると報じられている。そして、パルマに対しては昨季の勝ち点から2を剥奪するか、新シーズンに勝ち点マイナス6でスタートするか、いずれかの処分を要求しているという。
昨季勝ち点72で2位だったパルマだが、3位のフロジノーネとは勝ち点で並び、得失点差で自動昇格を果たしていた。勝ち点70となれば、4位のパレルモ(同71)にも抜かれ、5位転落で昇格は剥奪されることになる。
かつては元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(現パリ・サンジェルマン)ら世界の名手が集まり、欧州カップ戦でその名を轟かせたパルマ。経営破綻による降格から復活の道を歩んできたが、再び苦難が訪れようとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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