英GKピックフォードの移籍話にエバートン監督が“残留のススメ” 「満足してはいけない」
ロシアW杯ではベスト4に輝いたイングランドの正守護神として躍動
ロシア・ワールドカップ(W杯)でイングランド代表の28年ぶりベスト4に貢献したGKジョーダン・ピックフォードは、今大会での活躍が認められてバイエルンなどビッグクラブから関心を寄せられている。一方で、現所属であるエバートンを指揮するデイビッド・モイーズ監督は「彼はまだ若く、試合に出続ける必要がある」「満足してはいけない」とエバートンで成長することの必要性を説いている。英紙「ザ・サン」が報じた。
ピックフォードはイングランド代表の正守護神として全7試合に出場。何度もビッグセーブを披露するなど、28年ぶりのベスト4に大きく貢献した。大会終了後にはドイツの絶対王者バイエルンなどUEFAチャンピオンズリーグに出場するようなビッグクラブが興味を示しているが、モイーズ監督は移籍の交渉を行う必要はないと考えているようだ。
昨季開幕前に移籍金3000万ポンド(約45億円)で加入した24歳を守護神に据えたモイーズ監督は、「ジョーダンにとってエバートンは正しいクラブだと思う」と語り、自身の見解を述べた。
「彼はまだ若く、試合に出続ける必要がある。何にしてもあらゆることについて気にしなければならない。もしあなたがW杯に行って、彼がしたことと同じようなことを成し遂げれば、どんなステージにも立つことができることを示してきたと思うだろう。しかし、彼がしなければならないのは、エバートンに戻り、仕事を続けて成長することだ。ここで躓かせてはいけない。満足してはいけないんだ」
また、「現時点で彼は非常に優れた若い選手だ。しかしトッププレーヤーになるための鍵は、クラブに戻って同様の成果をあげることにある」と説いたモイーズ監督。周りの環境に流されず、ピックフォードはエバートンで成長を続けることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)