アンリが指導者専念へ 15億円の解説者契約を固辞、3クラブからオファー到着

ベルギー代表のアシストコーチを務めるアンリ氏は、兼任していた解説業を辞めて指導者として専念することを決めたようだ【写真:Getty Images】
ベルギー代表のアシストコーチを務めるアンリ氏は、兼任していた解説業を辞めて指導者として専念することを決めたようだ【写真:Getty Images】

ベルギーのコーチとしてW杯3位に貢献 「スカイ・スポーツ」の新規契約は固辞

 ベルギー代表のアシスタントコーチを務める元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が、ロシア・ワールドカップ(W杯)終了のタイミングで、兼任していた解説業を辞めて指導者として専念することを決めたようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。

 アーセナルやバルセロナで活躍し、フランス代表でも1998年W杯優勝をはじめ通算123試合51得点の成績を残したアンリ氏は、2014年に現役を引退。同年から英衛星放送「スカイ・スポーツ」の解説を務め、2016年8月からはベルギー代表のアシスタントコーチとの“掛け持ち”となった。

 記事によれば、「スカイ・スポーツ」はアンリ氏に1000万ポンド(約15億円)のオファーを出したが、これを断っていたという。アンリ氏がスタッフとして携わったベルギーはロシアW杯で同国史上最高の3位に輝いたが、次なる目標として監督になる道に専念したいと考えているようだ。すでに英国を含む3つのチームから、オファーを受け取っていると記されている。

 また、需要が高まるアンリ氏に対して、海外2クラブは経営に足を踏み入れる機会を提案しているという。

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