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韓国FWソン・フンミン、兵役免除のラストチャンス アジア大会「金」で欧州“残留”なるか
G大阪のファン・ウィジョ招集には批判も…
一方、世論の批判対象となっているのがファン・ウィジョだ。
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「なぜファンがオーバーエイジ枠なのか。他にも欧州でプレーしている選手がいるのではないか」
ファン・ウィジョを選出した疑問の声が大きくなるなか、キム・ハクボム監督は会見で「ファン・ウィジョの選抜が騒動になっているようだが、現在のコンディションが最も良いと感じているからだ」と意図を説明。インターネットニュース「ニュースタウン」は、「かつてキム監督は城南FC時代に、ファンを指導していたことがあり、そうしたことも無縁ではない」と報じている。
ファン・ウィジョは今季、リーグ戦で7得点、ルヴァンカップで5得点と結果を残しており、それが大きな選出理由であるのは間違いないが、Jリーグでの活躍ぶりが韓国ではあまり伝わっていないのかもしれない。いずれにしてもファン・ウィジョは、結果で批判の声を静めるしかない。
また、23歳以下のメンバーには、ロシアW杯に出場したFWファン・ヒチャン(ザルツブルク)と“韓国のメッシ”イ・スンウ(ヴェローナ)が選ばれており、優勝への意気込みが感じられる豪華メンバーがジャカルタの地に降り立つ。
兵役免除を勝ち取るため、アジア大会に出場する韓国代表は全力で優勝を狙うに違いない。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。