ユベントス移籍のC・ロナウド、個人でのCL4連覇に意欲 「歴史に名前を残したい」
7月30日から練習開始予定「全ての大会で優勝を目指すつもりだ」
イタリア王者ユベントスに加入したポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドは、欧州制覇への野望という点でクラブとビジョンが合致したという。現地時間16日に行われた、本拠地アリアンツ・スタジアムでの記者会見で明かした。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
ロナウドはレアル・マドリードでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)三連覇を達成。その過程で、2シーズン連続で打ち破ってきたのがユベントスでもあった。昨季は準々決勝、一昨季前は決勝でユベントスを破り、“白い巨人”を優勝に導いてきた。特に、昨季のユベントス戦で決めた芸術的なオーバーヘッド弾は今でもサッカーファンの記憶に強く残っている。
今回の移籍により、今度は逆の立場としてCL制覇に臨むことになった。ユベントスは過去に2度の欧州一に輝いているが、最後に達成したのは1995-96シーズンと、もう20年以上が経過している。ロナウドは、CLに関する質問を投げかけられるとこう答えた。
「CLは誰もが勝ち獲りたいと思うものだが、非常に難しいことでもある。ユベントスも惜しいところまで進んだが、決勝は何が起きるか分からない。僕が幸運をもたらせることを願っている。全ての大会で優勝を目指すつもりだ。ここでタイトルを獲り、歴史に名前を残したい。新しい挑戦への準備はできているし、大きな自信もある。レアルでは素晴らしい時間を過ごし、ファンに感謝もしている。しかし今は、人生におけるこの新しい時期に全力を注ぎたい」
ユベントスにとってロナウドは、欧州の覇権奪還に向けて大きな壁として立ちはだかってきた。その存在を味方につけた今、そのタイトル獲得への機運は大いに高まっている。ロナウドは「30日からトレーニングを始めることになっている」と話し、8月5日のインターナショナル・チャンピオンズカップでの古巣レアル戦への出場は微妙な情勢だが、CLの舞台で相まみえる可能性は十分にある。
ロナウドにとっては個人での4連覇、ユベントスにとっては23季ぶりの欧州王者に向け、CLの舞台での活躍が楽しみなものであることは間違いのないところだ。