“エアオファー”報道に異例の声明 ブラジルの名門が本田獲得を否定「フェイクニュースだ」
ヴァスコ・ダ・ガマの関係者が交渉を匂わし、サポーターがSNS上で大盛り上がり
日本代表MF本田圭佑は、昨季所属したパチューカとの契約が満了し、フリーの立場となっている。アメリカやスペイン、オーストラリアなどが新天地候補に浮上するなか、ブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマの幹部が「ロシアW杯に出場した“とある選手”と交渉中」と発言したと報じられ、サポーターは本田と推測してSNSで盛り上がりを見せているが、クラブは「フェイクニュースだ」と声明を発表して噂を否定。ブラジル国内でも注目を集めている。
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本田は昨季、セリエAの名門ACミランからメキシコのパチューカに移籍。後期リーグではチームトップの7得点7アシストをマークし、チームの攻撃を牽引した。ロシア・ワールドカップ(W杯)にも日本代表の一員として出場し、日本人初の3大会連続ゴールを決めるなどベスト16進出に大きく貢献した。
本田はシーズン終了後にパチューカ退団を示唆するツイートを行い、6月末で契約満了。現在はフリーの立場となっており、その去就に注目が集まっている。そんななか、ブラジル紙「Diario Carioca」が「ヴァスコは日本のミッドフィールダー、ケイスケ・ホンダに興味がある」と見出しを打ち、元副会長が「ロシアW杯に出場した選手と交渉中」とツイートしたことに言及。これにサポーターが反応し、本田と推測して「ぜひヴァスコに来てほしい」など熱を帯びていた。
「本田はどうなの?」とクラブ公式ツイッターの投稿にも書き込みがあり、ヴァスコ・ダ・ガマは「オフィシャルサイトに載っていないものは全てフェイクニュースだ」と投稿。本田の獲得報道を否定した形となった。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」も、「ヴァスコの人々はソーシャル・ネットワークに侵略された」と噂に翻弄されたと記している。
果たして本田は新シーズン、どこに新天地を求めるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)