母国W杯優勝も“蚊帳の外”… 元仏代表FWベンゼマが祝福「奴らはブラボーだぜ」
前代未聞の事件で代表追放 その方針は欧州選手権に続きW杯でも継続
そのきっかけは2015年にさかのぼる。ベンゼマらはフランス代表で同僚だったMFマテュー・ヴァルブエナのセックスビデオのテープを入手したとして、本人を恐喝したとの容疑で逮捕されるという前代未聞の事件が起きた。
これを重く見たフランスサッカー連盟、そしてディディエ・デシャン監督はベンゼマの代表追放を決断。その方針は準優勝した2016年の欧州選手権に続き、今回のW杯でも継続された。
チームはベンゼマ抜きでも抜群の攻撃力を見せ、大会全体で12ゴールを奪った。母国の優勝は喜ぶべきことだが、その輪に加われずテレビで見つめるしかなかったベンゼマの心中は複雑に違いない。