クロアチアDF、乱入者に“怒りの制裁” 胸ぐらつかみ叩きつける「本当にムカついた」
ロブレンがW杯決勝の後半途中に現れた乱入者に怒り爆発
ロシア・ワールドカップ(W杯)は現地時間15日に決勝戦が行われ、フランスがクロアチアに4-2で勝利し、20年ぶり2回目の優勝を果たした。一方、試合途中に乱入者が現れるハプニングが起きたが、その際にクロアチア代表DFデヤン・ロブレンが見せた“怒りの制裁”が話題を呼んでいる。
問題のシーンが起きたのは、2-1とフランスがリードして迎えた後半7分過ぎ、クロアチアがボールをキープし、MFルカ・モドリッチから左サイドへパスを展開したあたりでピッチ上に複数の男が乱入した。試合の中断を余儀なくされ、スタジアムが騒然とするなか、ロブレンは一人の乱入者につかみかかり激昂。ピッチになぎ倒し、怒声を浴びせた。
乱入したのはロシアのパンク・ロック集団「プッシー・ライオット」と報じられているが、ロブレンが見せた“怒りの制裁”に各メディアも注目している。英メディア「talkSPORT」によれば、ピッチを走り回る乱入者の一人がハイタッチをしようと駆け寄ってきたところ、胸ぐらをつかみ地面に叩きつけたという。
また、英紙「デイリー・ミラー」は、試合後のロブレンのコメントを紹介。「本当にムカついたね。あの時、俺たちには良い流れが来ていた時だったんだから」と、攻勢に出ていた時間帯に妨害が入ったことに、我慢ならなかった心境を語っていた。
ロブレンは準決勝でイングランドを2-1で撃破した試合後、「世界は俺のことを世界最高のDFの一人と認識すべき」とビッグマウスを披露したものの、その後所属するリバプールのユルゲン・クロップ監督から「間違ってないが、自分で言うべきことではない」とツッコミを受けていたことが話題になっていた。優勝の栄冠こそ勝ち取れなかったものの、ロシアでその名を知らしめるインパクトを残したことは間違いないだろう。