「W杯決勝であんな誤審が起きるとは…」 クロアチア代表コーチが主審を非難「理解不能だ」
元バイエルンのオリッチ氏が怒り露わ 「手は通常の位置だった」
クロアチア代表はロシア・ワールドカップ(W杯)決勝でフランスに2-4と敗れ、同国史上初優勝の夢を叶えることができなかった。クロアチア代表のコーチで、現役時代にバイエルンなどで活躍したイビツァ・オリッチ氏は、アルゼンチン人のネストル・ピタナ主審に怒りを露わにし、「W杯決勝であんな誤審が起きるとは最悪だ」と非難している。スペイン紙「AS」が報じた。
現役時代にストライカーとして活躍したオリッチ氏は試合後、決勝会場のルジニキスタジアムのドレッシングルームに続く通路で怒り心頭の様子だった。
「決勝であんなペナルティーが吹かれるとは信じられない。なぜ、PKと判断したのか理解不能だ。選手はジャンプしていた。手は通常の位置だった」
クロアチアが1-1の同点に追いついて迎えた前半35分、フランスのコーナーキックをニアサイドでMFイバン・ペリシッチがクリアした際、ボールが腕を直撃。アルゼンチン人のネストル・ピタナ主審はVAR(ビデオ・アシスタントレフェリー)でPKと判定し、これをグリーズマンが決めてフランスが再びリードした。
このハンドは意図的ではなかったとオリッチ氏は断言し、「W杯決勝であんな誤審が起きてしまうとは最悪だ。あれは試合で最も重要な瞬間だった。多くの専門家が電話してくれた。あれはペナルティーではなかったと話している」と訴えた。
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