仏代表の主将GKロリス、軽率ミスから失点で波紋 解説陣唖然「何をやっているんだ?」
ロリスが相手をかわそうとするも引っ掛けられて失点 元イングランド代表DFらが酷評
ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝、クロアチア対フランスが現地時間15日に行われた。後半20分までにフランスが4-1と大きくリードを奪う展開となったが、その直後にフランスの主将GKウーゴ・ロリスが見せた不用意なミスが波紋を呼んでいる。
20年ぶりの優勝を目指すフランスと初の決勝進出を果たしたクロアチアによる大一番は点の取り合いとなった。前半18分にFWアントワーヌ・グリーズマンの直接FKがFWマリオ・マンジュキッチに当たってゴールに吸い込まれ、記録上オウンゴールでフランスが先制。一度は同点に追いつかれるも、後半にグリーズマンのPKで勝ち越し、さらにMFポール・ポグバとFWキリアン・ムバッペにゴールが生まれた。
3点のセーフティリードを奪ったフランスだったが、一瞬の気の緩みが生じた。後半24分、バックパスを受けた守護神のロリスは自身の左前方からプレスに来たマンジュキッチをかわそうと左足のアウトサイドでボールをコントロールしたが、これを引っ掛けられ、ボールはそのままゴールに転がり込んだ。
英公共放送局「BBC」で解説を務めていた元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏はフランスが4点目を奪った時点で「ゲーム・セットだ」とコメントしていた。しかし、ロリスのイージーミスを目のあたりにするやいなや、「ウーゴ・ロリスは一体何をやっているんだ? 彼はW杯の決勝でプレーしているんだぞ。勝手なふるまいによって罰せられた」と酷評した。同じく元イングランドFWクリス・ワドル氏も「ウーゴ・ロリスは何を考えているんだ?」とロリスの不用意なミスを厳しく指摘している。
フランスはリードを守り、4-2で勝利して20年ぶりの戴冠を成し遂げたが、大舞台でロリスが見せた軽率なプレーは解説陣を唖然とさせていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)