ウェストハム史上最高額の60億円でF・アンデルソン獲得! 今夏7人目、積極補強を展開
ウィルシャー、ヤルモレンコらの獲得に続きラツィオから加入
プレミアリーグのウェストハムが、イタリア・セリエAのラツィオからブラジル代表歴のあるMFフェリペ・アンデルソンを獲得した。同クラブの補強はイングランド代表MFジャック・ウィルシャー(←アーセナル)、ウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコ(←ドルトムント)らに続く7人目。契約期間は4年で、クラブ史上最高額の4000万ポンド(約60億円)を記録したと、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」英国版など複数メディアが報じている。
ブラジルの名門サントスのユースでプレーしていたアンデルソンは2010年、17歳でトップチームデビュー。13年にラツィオに加入し、16年には翌シーズンの強豪マンチェスター・ユナイテッド移籍が報じられたが、ラツィオが否定したことで“幻”となった。今季は公式戦通算32試合に出場し、8ゴールの成績だった。
アンデルソンはウェストハムの公式サイトで、「ウェストハム・ユナイテッドに加入できて、心から嬉しいし、満足している。伝統あるクラブで、ボビー・ムーア氏、カルロス・タバレス氏、パオロ・ディ・カーニオ氏のようなたくさんの素晴らしい選手がここでプレーしてきた。その全員が憧れだったし、私もビッグになって彼らのようにレジェンドになれるかもしれない。夢が叶った」と、喜びを言葉にした。
クラブのデイビッド・サリバン共同会長は、「フェリペは監督のメインターゲットだったので、我々も彼をクラブに連れてくることができて嬉しい。ここまでのビジネスに非常に満足しているし、サポーターの皆さんも同じように楽しみにしてくれることを願う」と述べた。
新シーズンからマヌエル・ペジェグリーニ新監督が率いるウェストハムは、今夏の移籍市場で積極的な動きを見せており、ウィルシャー、ヤルモレンコ、GKウカシュ・ファビアンスキ(←スウォンジー)、DFイッサ・ディオプ(←トゥールーズ)らに続き、アンデルソンは早くも7人目の新戦力となった。近年は中位をさまようウェストハムだが、積極補強でプレミアリーグの台風の目になれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)