W杯初優勝へ暗雲? クロアチア、“3連続延長”の代償で主力5選手が練習欠席の緊急事態
MFペリシッチ、DFロブレン、守護神スバシッチら攻守の主軸が13日の練習を欠席
ロシア・ワールドカップ(W杯)で悲願の初制覇を目指すクロアチア代表だが、死闘の末に勝ち上がったことで選手たちの疲労が心配されている。試合を2日後に控えるなか、主軸5選手が練習欠席を知られる苦しい状況となっている。
アルゼンチンを筆頭にナイジェリア、アイスランドと同居する厳しいグループDを首位通過したクロアチアだが、その先で待っていた決勝トーナメントでは1回戦のデンマーク戦からPK戦にまでもつれ込んだ。同国史上初のファイナル進出を果たしたが、準決勝のロシア戦、準決勝イングランド戦も含めて3試合連続で延長120分間を戦い抜いた。
選手へのダメージも計り知れないものとなっている。イングランド戦では同点ゴールを決めたMFイバン・ペリシッチ(インテル)は、その後に足を痛めながら最後まで出場を続けた。現地時間13日にMRI検査を受けたが、左足の太もも痛で決勝出場に疑問符がついている状況だ。
他にも、イングランド戦途中でベンチに下がった左サイドバックのDFイバン・ストゥリニッチ(ACミラン)も出場が不安視されている。疲労による予防措置とはいえ、センターバックのDFデヤン・ロブレン(リバプール)、守護神のGKダニエル・スバシッチ(ASモナコ)、右サイドバックのDFシメ・ヴルサリコ(アトレチコ・マドリード)も13日の練習を欠席し、コンディションが気がかりな状態となっている。
マルカ紙も「クロアチアはW杯決勝の48時間前に5人のスター選手が不在」と報じた。
120分間の死闘を3試合続け、決勝で対戦するフランスよりも実質1試合分も多くプレーしているクロアチア。満身創痍のなかで挑む初の決勝で、選手たちは最後まで走り切ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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