本田圭佑の来季去就にも影響か ACミランが“メッシ2世”争奪戦に参戦
イトゥルベは今季セリエAベローナで33試合出場し、8得点を記録した若きウインガー。170センチと小柄だが、スピード豊かな突破力と得点力から、アルゼンチンのメディアの間で天才MFメッシの後継者と期待されるほどの逸材だ。
ガゼッタ紙によると、ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は強化部に2500万ユーロもの移籍金の用意にGOサインを出しているという。王者ユベントスも獲得に乗り出しており、争奪戦が予想される。
ACミランのフィリッポ・インザーギ新監督は4-3-3システムを来季採用するとイタリアメディアは報じており、ベローナで3トップの右サイドで輝くことの多かったイトゥルベはミランが獲得時には、インザーギ政権の新システムで重宝される可能性が高い。
昨季途中に違約金ゼロでCSKAモスクワからミランに移籍した本田だが、クラレンス・セードルフ前監督時代には4-2-3-1システムの右サイドで結果を出せなかった。来季のミランには「自分の家」と語るトップ下のポジションは存在しない可能性が高く、地元メディアでは本田に関して来季の放出やベンチなど苦境を予想する報道が相次いでいる。すでに元フランス代表のウインガー、ジェレミー・メネズの加入が確定し、クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチの争奪戦への参戦も報じられている。
イトゥルベの加入時には3トップのポジション争いはさらに激化することは間違いない。来季ミランでの立ち位置を確保するために、本田はコートジボワール戦から始まるワールドカップでの活躍が不可欠になりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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