「僕らは本命ではない」 仏代表MFポグバ、20年ぶりW杯優勝へチームに注意喚起
15日決勝でクロアチアと激突、大一番に向けて“チャレンジャー精神”の重要性を強調
現地時間15日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)決勝を前に、フランス代表MFポール・ボグバは「クロアチアとの決勝戦で僕らは本命ではない」とチームに注意喚起している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。
アルゼンチンやウルグアイといった南米の難敵を退けながら準決勝に進んだフランスは、決勝進出をかけてベルギーと対戦。後半の序盤にセットプレーで奪った得点を最後まで守り切り、20年ぶりの優勝に王手をかけた。
クロアチアとの決勝戦を前に開かれた記者会見にポグバが登壇。大一番を前にフランスの方が強いという世論に対して、「フランスが本命だとは思わない。これはW杯の決勝なんだ」とレ・ブルー(フランスの愛称)の中核を担う男は真っ向からその考えを否定した。
「クロアチアは本当に強い精神力を持っている。それはイングランド戦でビハインドから逆転したことからも分かる。(延長戦を3試合こなしているため)僕たちより90分も多く試合をしているかもれないが、断固とした意思を表したチームが勝利を手にするだろう」
ポグバはまだ大会が終わっていないことを強調し、あくまでチャレンジャーの精神を持って決勝に臨むべきだと主張する。
「僕たちは今のままでいなくてはならない。(フランスが)本命だと思ってはいけないんだ。トーナメントが始まる前、僕たちは疑問を持たれていたはずだ。まだ何も手にしていない。僕たちはみんなでこのW杯を制したい」
クロアチアとの決勝も平常心で戦うことが必要だと語ったポグバ。その言葉どおり、フランスは変わらないパフォーマンスを見せ、世界の頂点に立つことができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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