「最初は慣れなくて戸惑った」 スペインで戦うなでしこGKが明かす“日本との違い”
昨年10月にベティス女子に移籍したGK山根、スペインと日本の「大きな違い」に言及
日本代表MF乾貴士が12日、スペイン1部レアル・ベティスの入団会見を駐日スペイン大使館で行った。昨年からベティスの女子チームでプレーするなでしこジャパン(日本女子サッカー代表)のGK山根恵里奈も壇上に登場。日本とスペインサッカーの違いについて言及し、「最初は慣れなくて戸惑った」と明かしている。
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27歳の山根はJFAアカデミー福島の1期生で年代別の代表も経験。2009年から2011年まで東京電力マリーゼ、2012年から2017年夏までジェフ千葉レディースに在籍し、昨年10月にスペインのレアル・ベティス・フェミナスに移籍した。
なでしこジャパンで23試合に出場している守護神はスペインで研鑽を積むなか、乾の入団会見に出席し、日本とスペインの違いについて語っている。
「サッカーに対する選手の思い、姿勢は日本もスペインも変わらない」と前置きしつつ、「大きな違いは、スペイン女子にはルーティン(決まった慣習)がある」として一つのエピソードを例に挙げた。
「日本ではロッカールームで静かにという感じなんですけど、スペインでは音楽が流れる。試合後に踊っている状況に最初は慣れなくて戸惑ったりもしたけど、今は楽しくやれている」
試合後のロッカールームに音楽が流れ、選手たちが踊る様子に驚いたという山根。海外リーグでは決して珍しくない光景だが、日本とは異なる文化に当初は戸惑いを覚えたようだ。もっとも今ではそうした違いも楽しんでおり、“郷に入れば郷に従え”の精神で溶け込みながら日々経験を積んでいる。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)