「レギュラー取る」 乾貴士がベティス入団会見、背番号14 「ラスト移籍」で決意表明
エイバルからベティスへ今夏移籍、2年契約 リーガ史上初の母国入団会見
日本代表MF乾貴士が12日、スペイン1部レアル・ベティスの入団会見を駐日スペイン大使館で行った。3年間プレーしたエイバルから今夏移籍し、6月1日に2年契約締結を発表。母国での入団会見はリーガ史上初となり、乾は「レギュラーを取れるように頑張りたい」と意気込みを口にした。背番号は日本代表と同じ14番となっている。
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乾は2015年の夏からスペイン1部エイバルでプレーし、2015-16シーズンは27試合3ゴール4アシスト、2016-17シーズンは28試合3ゴール4アシスト、2017-18シーズンは34試合5ゴール2アシストの結果を残している。
今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)では日本代表のメンバーとして自身大会初出場。グループリーグ第2戦セネガル戦(2-2)で1ゴール1アシストと活躍すると、決勝トーナメント1回戦ベルギー戦(2-3)でも強烈な無回転ミドルを叩き込んで世界に衝撃を与えた。そんな乾が新天地に選んだのは、スペイン1部ベティスだ。昨季リーグ6位でUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得しており、日本人アタッカーはフル稼働が期待されている。
在日スペイン大使館での入団会見に臨んだ乾は「今年で30歳になり、おそらくこれがラストの移籍になる」と決意を口にすると、「昨シーズンのベティスのサッカーは魅力的だった。そのなかでやってみたいという思いがあった」と移籍の理由について言及。チームが来季ELに出場するなか「ヨーロッパリーグは自身二度目。フランクフルトで一度あったけど、その時はあまり出られなかった。すごく楽しみな大会。レギュラーを取れるように頑張っていきたい」と力を込めている。
乾は母国で入団会見を行ったリーガ初の選手となり、「こういう機会もなかなかないことなので、日本にとってもスペインにとってもすごく良いことだと思う。こういう機会が増えるかは、ここからの自分の活躍次第だと思う」と、新天地での活躍を期している。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)