「我々は最も経験の浅いチーム」 イングランド監督、老練なクロアチアとの“差”を痛感
準決勝でクロアチアに延長戦の末に逆転負け サウスゲイト監督が経験の差に言及
若き“スリーライオンズ”が夢半ばで倒れた。ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝が現地時間11日に行われ、延長戦の末にイングランドはクロアチアに1-2で敗れた。指揮を執るギャレス・サウスゲイト監督は「我々が最も経験の浅いチームだということは分かっていた」と経験の差を痛感していた。英公共放送「BBC」が試合後のコメントを報じた。
イングランドは試合開始早々の5分にDFキーラン・トリッピアーが直接FKを決めて先制した。しかし、後半にクロアチアのMFイバン・ペリシッチのゴールで追いつかれると、試合は延長戦に突入。そして延長後半4分にFWマリオ・マンジュキッチに決勝点を奪われ、1-2で競り負けた。母国開催で優勝した1966年大会以来52年ぶりとなるファイナル進出を逃した。
2016年9月にサム・アラダイス前監督の解任を受けて暫定監督となり、同12月に正式に就任したサウスゲイト監督は参加32カ国中、3番目に若い平均年齢26.0歳(開幕時点)というメンバー23人で、このロシアW杯に臨んだ。
主将を託されたFWハリー・ケイン(24歳)が6ゴールで得点ランクトップに立ち、MFデレ・アリ(22歳)やFWラヒーム・スターリング(23歳)、DFジョン・ストーンズ(24歳)ら20代前半の選手が攻守で要となって28年ぶりのベスト4進出を果たしたが、決勝を逃したことで指揮官は経験の差を実感していた。
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