名将ベンゲル、批判浴びる教え子のエジルを擁護 「完全な自由を得ていなかった」

ドイツ国内からエジルに対して厳しい批判が続いているが、今季までアーセナルを指揮したベンゲル氏がかつての教え子を擁護【写真:Getty Images】
ドイツ国内からエジルに対して厳しい批判が続いているが、今季までアーセナルを指揮したベンゲル氏がかつての教え子を擁護【写真:Getty Images】

ロシアW杯では安全にプレーしていたと指摘 「ハンドブレーキをかけていた」

 ドイツ代表はロシア・ワールドカップ(W杯)で同国史上初の1次リーグ敗退となり、失意のまま大会を後にした。低調なパフォーマンスに終わった10番のMFメスト・エジルに対しては厳しい批判が続いているが、今季までアーセナルを指揮したアーセン・ベンゲル氏は、「ドイツ代表の中でハンドブレーキをかけながらプレーしていた」と教え子を擁護した。

 ドイツはグループFでメキシコ、スウェーデン、韓国と同居したが、グループリーグ初戦でメキシコに0-1で敗れると、最終戦でも韓国に0-2と黒星を喫して無念の敗退となった。司令塔のエジルは2試合に出場するも、チームを勝利に導けず、ドイツ国内から「最高のプレーからは程遠かった」などと批判が集中している。

 2013年から5年間アーセナルで指導していたベンゲル氏は、衛星放送「ビーイン・スポーツ」で、「私は彼がプレーしているのを見た時、前線に出てより縦にプレーできる状況がゲーム内にあると感じた」とエジルのプレーに対する持論を展開した。

「彼は安全にプレーしていた。私は前に出てくると思ったが、私が知っている“試合を仕留められる”本来の彼の姿ではなかった。彼は問題なくプレーしていたが、完全な自由を得てプレーすることができず、W杯ではハンドブレーキをかけながらプレーしていたんだよ」

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