デシャン監督、“W杯史上3人目の偉業”に王手 決勝進出をつかんだ「選手を誇りに思う」
選手&監督としてW杯を制覇すれば史上3人目の快挙
デシャン監督率いるフランスは、FWキリアン・ムバッペの高速ドリブルなどここまで攻撃的な選手の話題が多かった。しかし、このゲームでは中盤のMFブレーズ・マテュイディ、MFポール・ポグバ、MFエンゴロ・カンテといった運動量と強さを併せ持つ選手たちと、最終ラインの強さが際立った。
2016年の自国開催の欧州選手権では、デシャン監督の下で決勝まで進んだがポルトガルに敗れた。欧州勢対決が決まっている決勝戦に向け、「2年前のことは、まだ消化しきれていない。いつも心に残っている。だから、明日(準決勝のもう1試合)は、静かに相手がどうなるか見てみよう」と、デシャン監督はあくまでも冷静に振る舞っている。
ブラジルのマリオ・ザガロ氏、ドイツのフランツ・ベッケンバウアー氏に続く、史上3人目となる選手と監督の双方でW杯の頂点に立つ存在となるまで、あと1試合。デシャン監督は、欧州選手権のリベンジの気持ちを心に秘め、冷静にイングランドかクロアチアが勝ち上がってくる決勝の舞台を見据えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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