浦和FWが月間MVPを受賞  名実共にJリーグで最も旬な“武藤”に

2カ月連続でノミネート

 Jリーグは8日、6月の「明治安田生命Jリーグ コカ・コーラ 月間MVP」受賞選手を発表し、J1からは浦和のFW武藤雄樹が選出された。
 武藤は5月にもノミネートされていたが、同僚のMF関根貴大が受賞していた。2カ月連続となった6月のノミネートが発表された段階で、「こうやって選ばれたことは光栄なことですし、2カ月連続というのは自信になります。月間MVPにならなかったとしても、これだけでも価値があることだと思っています」と語っていただけに、大きな喜びになった。チームはファーストステージを無敗で制したが、武藤は16試合8ゴールと、その原動力となる活躍を見せた。
 仙台ではJ1リーグ70試合出場で6ゴールだったが、浦和加入初年度でその数字を超え、キャリアハイに伸ばしている。FC東京からマインツへと移籍した日本代表FW武藤嘉紀の去就が話題になった時期の横浜戦でゴールを決めると、自ら「じゃない方の武藤が決めたと書いてください」と言い、注目を浴びた。
 先日は、同姓のプロレスラー武藤敬司から“LOVEポーズ”の公認を受け、その初戦となった新潟戦で早速ゴールを決めて披露するなど、ピッチ内外ともに充実している。
 武藤本人は自身のツイッターを更新し「Jリーグ6月の月間MVPに選ばれました! チームメート、スタッフ、サポーター、僕を応援してくれてる皆さんに本当に感謝してます。ありがとうございます!!」と、周囲に向けて感謝の言葉をつづった。そして、「今週から始まるセカンドステージでも、良い結果を出せるようにまた頑張ります!!」と、11日に開幕するセカンドステージへ向けて意気込みを語った。名実ともに“Jリーグの武藤”となった男は、今、最も旬なJリーガーとなっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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