「バロンドールに興味はない」 仏19歳FWムバッペ、決勝進出に歓喜「W杯が欲しい」
ベルギーを1-0で破り初出場のW杯で決勝進出 「想像を絶するよ」
フランス代表の若きエースFWキリアン・ムバッペは、ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝でベルギーに勝利すると「想像を絶する」と興奮気味にコメント。そして「バロンドールに興味はない。W杯が欲しい」と語った。フランス紙「レキップ」が報じている。
「想像を絶するよ。人生、未来の人生でも常に夢だ。今も言葉にならない」
ムバッペは、相手の猛攻に耐えつつセットプレーからDFサムエル・ウムティティの決勝ゴールで1-0の勝利を収めたベルギー戦後、興奮冷めやらぬ様子で語ったという。自身は後半、ゴール前でトリッキーなターンからFWオリビエ・ジルーにラストパスを供給する見せ場こそあったが、持ち前のスピードを発揮する場面は限られた。それでも、決勝進出という結果に喜びを隠せないようだ。
「想像もしていなかったけど、でも、まだ夢を見たい。もしチームのために働けないのなら、ここにいることはできないから。僕にそれができるというのが、本当に重要なことだ」
フランスはムバッペが生まれた1998年に自国開催のW杯で頂点に立った。大会中、それを問われたディディエ・デシャン監督は「(98年は)フランスにとって最高の年だったということだね」と冗談交じりに語るなど、新星ムバッペの果たしている役割は大きい。ここまで、2ゴールと高速ドリブルでのPK獲得で世界に衝撃を与えたアルゼンチン戦を含めて、大会3ゴールを挙げてきた。
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