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ミラン元仏代表DFと契約更新せず DFロマニョーリ獲得へ本腰
33歳の年齢がネックに
前線の大量補強を進めているミランだが、元フランス代表DFフィリップ・メクセスとの契約延長交渉は破談に終わったと、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
先月末でミランとの契約が満了になったメクセスは、クラブ側と契約延長についての交渉を行っていた。しかし、シニシャ・ミハイロビッチ新監督はこのフランス人DFとの契約延長にOKを出さなかったという。理由の一つは33歳になった彼の年齢だといわれている。ガゼッタ紙によれば、クラブ内外から反発を買うことも予想されるという。
一方、ミハイロビッチ新監督はサンプドリア時代の教え子である20歳のDFアレッシオ・ロマニョーリの獲得を熱望しているもようだ。サンプドリアへのレンタル期間が満了してローマへ戻ったロマニョーリに対して、ミランは移籍金として1800万ユーロ(約25億円)を提示したとされている。一方で、ローマの要求額は3000万ユーロ(約42億円)と大きな隔たりがある。しかし、ミランのガリアーニCEOは交渉を長期化させる中で何らかの解決策を打つ心積もりだと報じている。
同様に、パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチや、ボルシア・ドルトムントのMFイルカイ・ギュンドアンの獲得へ向けた動きもストップしていないという。まさに、国内外への全方位外交の様相を呈してきたミランの移籍市場。新スタジアム建設も明らかになったイタリアの名門は、少なくともピッチ外ではヨーロッパのサッカーシーンで大きな存在感を示している。肝心のピッチ内では、シーズンのスタメンにどのような選手が並んでいるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images