走行距離15km、パス成功率90%超 驚異的データを弾き出す英国の“黒子ヒーロー”は?

チームトップの圧倒的な走行距離

 さらに、特筆すべきが決勝トーナメント1回戦のコロンビア戦の走行距離だろう。PK戦までもつれたこの一戦で、リンガードは15.4kmという距離を走り切っている。ちなみに、日本がコロンビアと対戦したグループリーグ初戦で、チームトップはDF長友佑都の10.7km。延長戦の30分間を差し引いても、リンガードは90分換算でも11.5kmを走破しており、その運動量はやはり驚異的だ。

 そして記事では、この試合でリンガードが走った走行距離は今大会の1試合で最も多く走った記録だと伝えられている。

 リンガードは、グループリーグ3試合においてW杯に出場したMFのなかで2番目に高いパス成功率を誇り、さらにはスウェーデン戦とチュニジア戦で両チームトップの走行距離を記録。1966年の母国開催以来となる悲願のW杯制覇を目指すスリーライオンズにおいて、今やチームの闘志に火をつける不可欠な存在だ。

 圧倒的な運動量と高いパス精度を誇る“黒子ヒーロー” は、ギャレス・サウスゲイト監督が作り上げた献身的なチームのまさにアイコン的な存在だろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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