レアルV奪回に衝撃補強 イブラヒモビッチ獲得急浮上

ミランは劣勢必至

 パリ・サンジェルマン(PSG)のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、今夏の移籍市場で去就が注目されている。ここにきてレアル・マドリードが獲得に乗り出したと、スペイン紙「スポルト」が伝えている。
 シルビオ・ベルルスコーニ会長の悲願とも言うべき執念で、イブラ獲得に動くACミランだが、高額な年俸など金銭的な事情から状況が進展していない。一方、レアルは新監督に就任したラファエル・ベニテス監督がスペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテをユベントスから獲得することを望んでいるが、フロレンティーノ・ペレス会長のアイデアはイブラ獲得だという。
 PSGとの契約満了が1年後に迫っているストライカーに対し、レアルは総額1200万ユーロ(約17億円)の3年契約を提示。一方で、PSGに対する移籍金は600万ユーロ(約8億5000万円)ほどに収めたいとしている。
 日本代表FW本田圭佑の所属するACミランは、最後までイブラ獲得を諦めない姿勢だと報じられているが、マネーゲームになれば分が悪いのは明らか。09年から11年までバルセロナで活躍したカリスマのリーガ復帰はなるのか。「BBC」と呼ばれるベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウドに、イブラヒモビッチが加わるとすれば、来季タイトル奪回を目指す白い巨人は衝撃的な布陣が完成させることになる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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