日本人はチリ代表FWサンチェスを目指せ! 身長170センチの体に潜む“違い”とは?
注目すべきサンチェスの肉体
こうした話を聞いたうえで、サンチェスの体を観察してみる。すると胸板の厚さがしっかりとしていることは確かだが、大胸筋はそれほど大きく膨れ上がっていないことに気がつく。
その一方で、驚くのは背中の筋肉だ。肩甲骨の下辺りについている大きな広背筋が、体の正面から見てもぐっと盛り上がっていることが分かる。日本人でこれだけ背中の筋肉が発達しているアスリートは、そういないだろう。
さらにサンチェスは脚も太ももの前に無駄な筋肉は一切なく、お尻もくっと持ち上がっているのに対して、膝から下はすっと細い。
サンチェスの身長は約170センチと日本人選手とも変わらないサイズだ。だからこそ樋口さんは注目している。
「人種の違いによる手足の長さはあるにせよ、意識して体づくりに取り組めば、こうした理想の体型に近づくことは可能」だと語り、日本人が目標とすべき選手として名前を挙げたのだという。