今大会最強との呼び声高いベルギーGK、W杯後にレアル移籍決断!? 「どの道がベストか…」
レアル移籍が囁かれる守護神クルトワ、去就問題を“封印”しW杯初優勝に集中
ベルギーは、ロシア・ワールドカップ(W杯)で世界に多くの衝撃を与え続けている。グループリーグを3連勝で突破し、決勝トーナメントでは日本相手に0-2からひっくり返す逆転劇を演じ、優勝候補のブラジル相手に完勝を飾るなど、初優勝を期待する声も日増しに高まっている。なかでも、好セーブ連発のGKティボー・クルトワが評価を上げている。大会ナンバーワンGKとの呼び声も高く、大会後はレアル・マドリードへの移籍報道もある。ただ、現時点ではそれを封印し、W杯初優勝に集中しているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じた。
今夏の移籍市場でレアル移籍が決定的と報じられる一方で、クルトワ本人はフランスとの準決勝に向け、外野の声は全く意に介していないようだ。
「今はW杯以外のことは考えていないんだ。このW杯で僕らの世代が名を刻めるチャンスだし、そこにすべてを集中している。4年前(ブラジルW杯)も僕らは優勝候補の一角だったけど、とても若いチームだった。だから、まだまだ経験が足りなかったからね」
2014年のブラジルW杯や、16年の欧州選手権での悔しい敗戦が、チームを一歩ずつ逞しくしたという。2-1で勝利したブラジル戦についても「チームメイトには、僕がいいプレーをすればブラジルを打ち負かせるよ、と話していたんだ。そして(後半終了間際の)ネイマールのシュートを防いだ時は、『よっしゃあ!』と言ったよ。このシュートストップを誇りに思う」と、明かしている。
さらにクルトワは、今後の去就について「W杯後、8~9日の期間で、僕はどういった道がベストかを決めることになる。それは後ほど伝えることにするよ」と、語った。
日本や、ブラジルを奈落の底に落とした、“悪魔のカウンター”に注目が集まるが、今大会で世界最強守護神の座を手に入れつつある199cmの長身GKの活躍からも目が離せない。
(FOOTBALL ZONE編集部)