川島から受け継ぐべきバトン GK中村航輔が見据える22年W杯「4年後…長いようで短い」

中村が見据える4年後のカタールW杯

「4年後…とても長いようで短いと思う。その中で1日1日を全力で生きていければと思う」

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 記者から尋ねられた際、端的にまとめたが、そこには分かりやすい決意が込められていた。

 1試合の勝敗がその後の行方を大きく左右する大舞台では、守護神のパフォーマンスがチームの命運を握っていると言っても過言ではない。3大会連続で正GKを務めたGK川島永嗣は35歳。次の大会も正GKとしてピッチに立っている可能性は限りなく低い。

 23歳の若さで柏の正GKを務める中村は、瞬発的な動き、ビッグセーブを呼び込む身体能力、また、ベテランのような落ち着きを兼ね備えた将来有望な守護神。カタールW杯はまだまだ先の話だが、少なからず現時点で4年後のピッチに立っている可能性が最も高いGKは、中村だと言っていいだろう。

 日本がベスト8の壁を破るには、GKの活躍が不可欠――。今大会では出番がなかったものの、中村は4年後に再びやってくる勝負の時に向け、川島が守ってきた守護神のバトンを受け継ぐ準備を整えようとしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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