仏代表DF、堂々の“ストップ・ザ・アザール”宣言 「メッシはボールに触れなかった」
左SBのL・エルナンデス、メッシ擁するアルゼンチンを倒して得た自信を語る
熱戦続きのロシア・ワールドカップ(W杯)も終盤を迎え、ついにベスト4が出揃った。12年ぶりの準決勝進出を果たしたフランスはベルギーと対戦するが、22歳の若手有望株は、“ストップ・ザ・アザール”に意欲を燃やしている。「Omnisport」が報じた。
グループCを首位通過したフランスは、決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンと激突。4-3と壮絶な打ち合いになったなか、“偽9番”としてプレーした相手エースのFWリオネル・メッシをMFエンゴロ・カンテとMFポール・ポグバのボランチコンビを中心にノーゴールに封じ込めた。
10日の準決勝では、FIFAランキング3位の“レッドデビルズ(赤い悪魔)”ことベルギーと対戦するが、今大会5試合に出場している左SBのDFリュカ・エルナンデスは記者会見で、切れ味鋭いドリブルで猛威を振るうベルギーFWエデン・アザールについて言及した。
「僕らは集中しなければいけないけど、すでにラウンド16のアルゼンチン戦で世界最高の選手を倒しているんだ。メッシはボールに触れなかった。これが事実だ。ベルギー相手でもアザールを無力にできる選手たちが僕らにはいると思うし、できるだけアザールにボールに触らせないようにあらゆることをするよ」
会場の笑いを誘いながらこう語ったL・エルナンデスだが、バロンドール5度受賞のメッシを封じ込めたことがチームとして大きな自信になっているのは間違いないようだ。
ベルギーにはアザール以外にも、FWロメル・ルカク、MFケビン・デ・ブライネとタレントが揃い、“悪魔の高速カウンター”は日本やブラジルを沈めてきた。フランスが2006年以来の決勝進出を果たすには、今大会最多の14得点を挙げているベルギーの攻撃陣を抑えられるかが、ポイントになるだろう。
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