イングランドの強さの秘密は「ボックス内」にあり サウスゲイト監督の戦術を英紙解析

スウェーデン戦では、コーナーキックからマグワイアが頭で合わせて先制ゴールを奪った【写真:AP】
スウェーデン戦では、コーナーキックからマグワイアが頭で合わせて先制ゴールを奪った【写真:AP】

ヘディング弾2発でスウェーデンを下し、28年ぶりの準決勝進出

 イングランド代表は現地時間7日、ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝でスウェーデン代表を2-0で撃破。1990年大会以来のベスト4進出を果たしたなか、ギャレス・サウスゲイト監督が力を入れるセットプレーが重要な役割を担っているようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 イングランドは前半30分、CKをDFハリー・マグワイアが頭で合わせて先制すると、後半14分にはMFデレ・アリのヘディング弾で追加点。守備陣はスウェーデンの攻撃をシャットアウトし、2-0で準決勝へ駒を進めた。

 若き“スリーライオンズ”がロシアの地で快進撃を続けるのには、ある秘策があるようだ。

 英紙「デイリー・メール」は、「イングランドのセットプレー戦術が成功への出世コースを押し進める」と特集。サウスゲイト体制で最大の武器となっているセットプレーが、今大会でも火を吹いていることを主張している。

「イングランドは今大会の11ゴール中、8ゴールがCKとFKから生まれている。ボックス内に長身の選手を6人置き、1~2度目で確実にボールに触れるような戦術を敷いている」

 プレースキックを特長とする両ウイングバックのDFキーラン・トリッピアーとDFアシュリー・ヤングが精度の高いボールをゴール前に供給。複数の長身選手を同じエリアに据え、クロスが上がったのと同時に緻密な戦術の下に分散し、相手のマークを撹乱させることに成功しているという。

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