GKに“泣かされた”イングランド、24歳守護神の評価上昇 海外紙「笑いごとはなくなった」
ビッグセーブ連発のピックフォードを絶賛 「イングランドがついにGKを手にした」
“サッカーの母国”イングランドがロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝でスウェーデンを2-0で下し、28年ぶりに4強進出を決めた。その立役者の一人となっているのがビッグセーブ連発のGKジョーダン・ピックフォード(エバートン)だ。24歳の若き守護神の活躍は、海外メディアで「イングランドGKの笑いごとはもはやなくなった」「素晴らしいセーブのハットトリックだ」と絶賛されている。
ピックフォードは今大会、イングランドの正GKとして全5試合にスタメン出場。ギャレス・サウスゲイト監督は代表75キャップを誇るベテランGKジョー・ハートをメンバーから外したことが話題となったが、代わりにこの左利きのGKに全幅の信頼を寄せている。経験不足が不安視されたが、大舞台で見事な活躍を続け、期待に応えている。
コロンビアとの決勝トーナメント1回戦では、PK戦でFWカルロス・バッカのシュートを左手1本で防いで勝利に貢献。そして、このスウェーデン戦でもビッグセーブを披露した。
なかでも後半2分に左サイドからのクロスをドンピシャで合わせたFWマルクス・ベリのヘディングシュート、同17分エリア内に走り込んだMFヴィクトル・クラエソンの右足シュート、そして同26分に再びベリがゴール前で放った左足シュート。この3本をいずれも防いだピックフォードのセーブはイングランドを救った。
「マルカ」紙は「イングランドGKの笑いごとはもはやなくなった」との見出しでピックフォードの活躍を称え、「素晴らしいセーブのハットトリック」「イングランドがついにGKを手にした」と頼れる守護神の誕生を称えた。
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