イングランドが52年ぶりW杯制覇まであと2勝 スウェーデン撃破で28年ぶりの4強入り

前半30分、セットプレーからマグワイアが決めて先制
若き“スリーライオンズ”ことイングランドが、半世紀ぶりの世界王者に近づきつつある。ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝、スウェーデン対イングランドが現地時間7日に行われ、イングランドがヘディングでの2得点により2-0で勝利。1990年大会以来のベスト4進出を果たすとともに、1966年大会以来2度目となる優勝へあと2勝とした。
1994年大会以来となるベスト4を目指すスウェーデンと、2006年大会以来となるベスト8進出を果たしたイングランド。ともに上り調子で迎えた同士の一戦は、スウェーデンがMFエミル・フォルスベリ、イングランドはここまで6ゴールと得点ランクトップを走るFWハリー・ケインら今大会のベースメンバーをそれぞれスタメン起用した。
序盤からボールを握るのは3バックのイングランドで、スウェーデンは手堅い4-4-2の守備ブロックで迎撃した。この堅い展開を打開したのはイングランドのセットプレーだった。
前半30分、右CKのキッカーはDFアシュリー・ヤング。正確なクロスをゴール前に送ると、DFハリー・マグワイアが頭で合わせ、千載一遇のチャンスを生かした。この日2本目のシュートで先制点を奪ったイングランド。前半終了間際にはFWラヒーム・スターリングが最終ライン裏を突いて決定機を作ったが、追加点は奪えなかった。
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