ブラジル守護神、ベルギー戦黒星に悲痛な思い 「神の意志を受け入れなければならない」
過去4試合でわずか1失点も、ベルギーに2点を奪われてベスト8敗退
ブラジル代表は現地時間6日のロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝でベルギー代表に1-2で敗れ、ベスト8で姿を消した。ゴールマウスを守ったGKアリソンは、試合後に「神の意志を受け入れなければならない」と語った。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が報じている。
ブラジルは今大会、決勝トーナメント1回戦までの4試合でわずか1失点。準々決勝の開始前時点ではウルグアイと並ぶ最少だったが、ベルギーには2点を奪われ、そのビハインドを最後まで取り戻すことができなかった。
アリソンも「ディフェンスはあまり機能しなかった。今日まで、多くのシュートを受けることはなかった。それだけ、よく守るチームとしてやってきた」と守備面での機能不全を悔やむ。この日はベルギーが4バックを採用し、これまでボランチやインサイドハーフに入っていたMFケビン・デ・ブルイネが“偽の9番”としてトップに入り、FWエデン・アザールとFWロメル・ルカクが両ウイングに張り出した。
ブラジルはベルギーの攻撃に手を焼き、効果的な守備ができなかったが、アリソンは「2点目を与えてしまった後、彼らには大きなスペースを与えた。それでもよく攻めたと思うし、相手のGKも良いプレーをした。フィールドでは最善を尽くした」と振り返った。
「サッカーでは、結果が期待通りにならないことがある。我々は大きな期待を背負っていた。とても難しく、痛い気持ちだが、頭を上げて去らなければいけない。もっと良い結果を望んだが、神の意志を受け入れなければならない」
ブラジルは2002年日韓W杯以来の優勝を目指したが、その道のりはベスト8で終わった。今夏の移籍市場ではレアル・マドリードへの移籍も取り沙汰される守護神は、沈痛な面持ちでインタビューに応じていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)