敗軍の将チッチ、勝負を分けた両チームの“違い”に言及 「それは傑出したものだった」
猛攻を仕掛けるも好セーブでそれを凌いだベルギーGKクルトワを称賛
ブラジル代表は現地時間6日、ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝でベルギー代表に1-2で敗れ、ベスト8で姿を消した。チッチ監督は、両チームの差を分けた存在として、ベルギー代表GKティボー・クルトワの名を挙げている。ポルトガル紙「Libero」が報じた。
2016年6月に就任したチッチ監督は、2年間無敗で今大会を迎えた。FWネイマール、MFフィリペ・コウチーニョらを擁して優勝の本命に挙げられていたなか、FIFAランキング3位の“レッドデビルズ”(赤い悪魔)に力負け。セレソンの指揮官として初黒星を喫したチッチ監督は、試合後に両チームの“違い”について言及した。
「クルトワの存在が違いを生み出していた。それは傑出したものだった」
チッチ監督はベルギーの守護神クルトワの名前を挙げ、賛辞を送った。また、ブラジルの不運について尋ねられると、57歳の指揮官はそれを否定している。
「チャンスを創出して攻撃を仕掛けても、相手陣地には目を見張るGKが立ちはだかっていた。ベルギーはトップレベルのプレーヤーを擁している。フットボールではチャンスはわずかだ。だが、それと運を直結させるのは好きじゃない。運について話すことは、大会を侮辱するのと同じだ」
ブラジルは多くのチャンスを生み出したものの、なかなかゴールにつなげられず、逆にベルギーは数少ないチャンスをモノにしてみせた。なかでも、好セーブを連発したクルトワの活躍が印象的で、「クルトワはラッキーだったのではない。単に素晴らしかったんだ」とチッチ監督も脱帽していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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