ブラジルを攻略したベルギーの「戦術的な柔軟性」 知将が授けた日本戦と異なる策とは?

戦術を遂行した選手を称賛「誇りを持って戦ってくれた」

 日本戦までのゲームでは3バックを採用していたが、指揮官は対ブラジルに合わせた戦術を用いた。それは、ブラジルの左サイドバックのDFマルセロが攻撃参加した後に、ルカクがその位置でボールを受けてカウンターの起点になるなど、様々な駆け引きを呼んだ。そして、フェライニは中盤で強力な潰し屋として機能した。

 こうした下準備に加え、マルティネス監督は「選手たちのパフォーマンスの方が戦術的なアドバンテージより重要だったと思っている。誇りを持って戦ってくれた」と、闘志あふれる戦いぶりを称えた。1986年メキシコW杯以来32年ぶりとなるベスト4に進出した“赤い悪魔”は、フランスとの準決勝に勝利すれば初の頂点も色濃く見えてくる。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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