21歳FWジェズス、ブラジル代表史上44年ぶりの屈辱 CF務めた「9番」でW杯無得点
1974年大会のFWセーザル・マルコ以来とブラジルメディアが批判
ブラジル代表のストライカーとして期待されたFWガブリエル・ジェズスは、ロシア・ワールドカップ(W杯)をノーゴールで去ることになった。母国メディア「グローボ・エスポルチ」は、セレソン史上44年ぶりの屈辱と批判している。
ジェズスは所属するマンチェスター・シティで公式戦42試合出場17ゴールで、プレミアリーグを圧倒的な成績で優勝したチームの前線に君臨していた。21歳の若さにして王国の「9番」を背負ったジェズスだったが、このロシアW杯では5試合すべてに出場してノーゴール。準々決勝のベルギー戦でも、得点を決めることができなかった。
記事では「ブラジルの9番を背負ってセンターフォワードとしてプレーした選手で、W杯でノーゴールなのは1974年以来だ。なんてことだ」と批判されている。
1974年の西ドイツW杯でブラジルは4位だったが、その時の「9番」だったFWセーザル・マルコはノーゴールだった。その後は2トップが「7番」のFWベベットと「11番」のFWロマーリオで、「9番」を中盤のMFジーニョがつけた94年アメリカW杯を除き、各大会の背番号9はブラジルのセンターフォワードとして1得点以上を奪っている。
ジェズスはこのW杯で完全なる不発に終わり、ブラジル史上44年ぶりとなる不名誉な記録を打ち立ててしまった。若きストライカーは、この悔しい経験を糧にセレソンの絶対的な「9番」として復活することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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