デ・ブライネが高速カウンターから決勝弾 「前半は壮麗だった」とブラジル撃破を自画自賛
ベルギーがブラジルを2-1で破り4強進出
ロシア・ワールドカップ(W杯)16強で日本代表相手の大逆転勝利を導いた男は、自らの右足でサッカー王国も撃沈した。
「ブラジル相手の試合は簡単ではない。だが、今日僕たちはチームの力を証明できた。前半は壮麗だったと思うね」
英公共放送「BBC1」でこう語ったのは、ベルギー代表の司令塔を務めるMFケビン・デ・ブライネだった。これまでボランチでプレーしていたプレミアリーグの“アシストキング”は、このブラジル戦では1トップに入った。
いわゆる“偽9番”のポジションだが、衝撃の輝きを見せた。オウンゴールで先制し、1-0のリードで迎えた前半31分、ブラジルのコーナーキックをクリアしたベルギーは一気にカウンターを仕掛けた。
FWロメル・ルカクが中盤を一気にドリブルで突破すると、右に開いたデ・ブライネの足もとにボールが転がる。デ・ブライネはトラップ後、落ち着いて相手GKの位置を確認すると右足を一閃。強烈な弾道のシュートをゴール左隅に叩き込んだ。
「自分のゴールを少し待ち望んでいた。スペースが見えたので、いいシュートを打てた。自陣深い場面からのカウンターで問題を生み出すことに成功した。最高だね」
日本戦の後半アディショナルタイムと同様に、相手コーナーキックからのカウンターを成功させたデ・ブライネは、してやったりの表情だった。
page1 page2