ブラジルとウルグアイが準々決勝で敗れ南米勢全滅 3大会ぶりに欧州勢が4強独占
出場5カ国がベスト8までに姿を消す
ロシア・ワールドカップ(W杯)は現地時間6日に準々決勝の2試合が行われ、ウルグアイがフランスに0-2、ブラジルがベルギーに1-2と敗れ、南米勢が大会から姿を消すことになった。
2010年大会以来のベスト4進出を狙ったウルグアイは、FWエディンソン・カバーニの負傷欠場が響き攻撃の迫力を欠いた。前半40分にセットプレーからフランスのDFラファエル・ヴァランに先制点を奪われると、後半16分にはFWアントワーヌ・グリーズマンの強烈な無回転シュートを、ウルグアイGKフェルナンド・ムスレラが痛恨のファンブル。0-2で敗れた。
2002年大会以来、6度目のW杯制覇を狙った王国ブラジルは、ベスト16で日本を3-2で破ったベルギーと対戦。今大会4連勝と勢いに乗る相手に対し、前半13分にMFフェルナンジーニョのオウンゴールで先手を奪われると、同31分にはカウンターからMFケビン・デ・ブライネに強烈な一撃を叩き込まれ2点を追う展開となった。その後、ブラジルは猛攻を仕掛け後半31分にMFレナト・アウグストが1点を返すも反撃及ばず、王座奪還の野望は潰えた。
この結果、今大会に出場しているその他の南米勢は、アルゼンチンとコロンビアがベスト16、ペルーがグループリーグで敗退しており、5カ国すべてが準々決勝で姿を消すことに。南米勢がベスト4に1チームも残れないのは、2006年ドイツ大会以来、3大会ぶり(イタリア、フランス、ドイツ、ポルトガル)。現地時間7日に行われる準々決勝残り2試合はスウェーデン対イングランド、ロシア対クロアチアとなっており、今大会のベスト4は欧州勢で占められることが確定した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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